光学設計ノーツ10:画像処理による歪曲収差補正について

1.点像の補正、その基本的な考え方
歪曲収差の補正

画像処理による収差補正技術の内、現状でも十分に実用化されているのが歪曲収差の
補正である。ちょっと順序が入れ替わった感があるが、今回はこの収差補正の画像処理について触れさせていただきたい。
基本的には歪曲収差補正に於いては像点位置の移動、歪んだ倍率の修正が行なわれる訳であるから比較的扱い易いのは明らかである。高倍率のズームレンズ等では歪曲収差の補正は困難なものであって、そこから逃れられる事は収差補正的に非常に有利である。また安価な光学系を考える場合にも有益である。
  収差補正とは低次から高次に至る種々の複雑な収差のバランスをとる作業であるから、単純にそれらの相関関係を論じるのは容易くない。しかし、3次収差は光学系の回転対称性を鑑みても光学系の根本的な傾向を表す重要な指標である。ここでもそれを利用して光学系中の第ν面が球面で・・・・・

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