偏光板・波長板(S-waveplate)
波長板(S-waveplate)
高出力レーザーでも損傷しにくい
特殊偏光コンバーター「S-waveplate」
「S-waveplate」は、溶融石英の内部に複屈折ナノ格子を形成することによって、直線偏光をラジアル(放射)偏光またはアジマス(方位)偏光に変換する波長板です。
従来のセグメント化された波長板とは異なり、空間的に連続した位相・偏光分布を極めて高い透過率で実現。入射した直線偏光を、乱れのない理想的なラジアル偏光やアジマス偏光、または渦を巻いた「光の渦(光学渦)」へと一品で変換します。
従来のセグメント化された波長板とは異なり、空間的に連続した位相・偏光分布を極めて高い透過率で実現。入射した直線偏光を、乱れのない理想的なラジアル偏光やアジマス偏光、または渦を巻いた「光の渦(光学渦)」へと一品で変換します。

光学設計・製品開発のこんな課題をS-waveplateが解決します
- 課題
スポット径を極限まで絞り込みたいが、回折限界の壁にぶつかっている
- 解決
ラジアル偏光と高NAレンズを組み合わせることで、従来の限界を超える「超解像スポット(縦方向電場)」を形成。スポット径の微細化に貢献します。
- 課題
偏光変換のために複数の光学素子を組み合わせており、アライメント調整が難しくロスも大きい
- 解決
わずか1枚の素子でシームレスな偏光変換が可能。システムを劇的に小型化し、アライメントの難易度と光量ロスを最小限に抑えます。
- 課題
高出力レーザーや過酷な環境に耐える偏光素子が見つからない
- 解決
高純度石英ガラス製のため、高いレーザー損傷しきい値を誇り、高出力レーザーを用いた加工・計測装置にも安心して組み込めます。
- 課題
商業・舞台照明において、光のムラをなくし、より洗練された配光デザインを実現したい
- 解決
アジマス偏光や光の渦(ドーナツ型ビーム)を応用することで、中心部のギラつきを抑えた均一な照射や、これまでにない立体的な空間演出を可能にします。
S-waveplateの特長
純度100%の石英ガラスによる「超高耐力・接着剤レス構造」
有機材料や接着剤を一切排除した独自の製造プロセスにより、高出力レーザーの照射下でも熱レンズ効果や劣化が起きません。産業用レーザー加工機や半導体露光装置などの過酷な環境下でも、初期の光学性能を長期間維持します。
純度100%独自のナノ構造が実現する「シームレスな偏光変換」
従来の1/2波長板を組み合わせたセグメント型とは異なり、空間的に連続したサブ波長格子を形成。偏光状態の不連続面(繋ぎ目)がないため、散乱光の発生を抑え、理論値に近い理想的なラジアル/アジマス偏光を得ることができます。
高い透過率と優れた消光比
高度な光学設計と精密なエッチング技術により、挿入損失を最小限に抑制。高効率な光利用が可能となり、装置全体の省電力化やスループット向上に貢献します。
波長・サイズ・パターンの柔軟なカスタム対応
各種レーザー波長(UVからIRまで)に合わせた最適化設計はもちろん、標準ラインナップにない特注サイズや、特定の偏光パターン(波長板軸のカスタマイズ)にも柔軟に対応。貴社独自の光学系にベストフィットさせます。
S-waveplateの用途例
波長は、488 / 515 / 532 / 632 / 800 / 1030 / 1064 / 1550nmに対応しています。その他の波長はご相談ください。
片面/両面ARコーティング可。