起業実践による光産業創成

第232回 20周年記念フォーラム
光交流会は創立20周年を迎えたことで、昨年7月より1年間の記念の年として活動を行ってきている。6月はその最終月にあたることから光学の各界より4人の講師を招いて盛大に開催した。以下、各講師と講演内容を4回に分けレポートする。
第一部 演題「パイフォトニクス(株)~起業実践による光産業創成~」
講師:池田貴裕氏 光産業創成大学院大学 パイホトニクス株式会社 代表
学生企業家の池田氏の講演は、所属される光産業創成大学院大学についての説明から始まった。当大学は、テーマを光に絞り、その無限の可能性を糧として新たな産業を起こす事ができる人材を要請すること、つまり企業そのものが教育の第一目的として、浜松フォトニクスが中心となり創設された。
また、学則の第一条(目的)が「光産業創成大学院大学は、光と生命体、物質、情報等とのかかわりに関する学理と知見を基礎に置きつつ、光の発生、変換・制御、利用に関する最先端技術を駆使し、光の各種機能を連携・融合、さらにそれらの技術と経営の融合に関する研究開発を教授研究し、その信奥をきわめ、新産業を自ら実践しうる人材養成を行うことを目的とする」と紹介された。中でもこのユニークな大学の「仕組みと位置づけ」、理事長の晝間氏が提唱されている「ヒルマ・リング」についての説明があった。その後、池田氏ご自身の当大学に入学され、パイホトニクス㈱を起業された動機と経緯について語られた。
池田氏はホログラフィーをコア技術とされ、新開発の「定量位相顕微鏡OPMシステム」および「ホログラム用照明装置:ホロライト」現在ご研究中のテーマであると将来に向けて志しておられる豊富などが、短時間の中で多くの内容が語られ、まさに若き学生企業家のエネルギッシュな講演を聞かせていただいた。
文:吉村 泰信

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