61.厚いホログラムについて

61.厚いホログラムについて
本連載第5回においてホログラムの原理について触れさせていただいた。そこではホログラム平面内に干渉縞が記録される所謂、薄いホログラムの範疇でお話をさせて頂いた。今回はその続きとして厚みのある、体積のあるホログラムについて考えさせていただきたい。前回は予備知識として平面波について触れさせていただいたが、今回からホログラム媒質内の干渉についての解説を始めさせていただく。
1.厚いホログラム内の干渉縞について
  さて、ここで体積(感光材による)のある厚いホログラムについて考える。ホログラフィーとしての基本構造は本連載5回と同じと考えて頂いて差し支えない。簡便のために物体波ならびに参照波がともに平面波であるとする。感光材内の波数ベクトルをそれぞれ、k1、k2とする。波数ベクトルとは、波面の進行方向を向く、大きさ2π/λのベクトルである。λは媒質中の光の波長である。
  さらに、二つの波面はz軸と平行にし、二つの波面の進行方向を2等分するように、z軸と直交するx軸をとる(図1)[1]。
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株式会社タイコ 牛山善太

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