光学設計ノーツ50.デジタル画像の性質について(ver.1.0)
今回は、これまでとがらりとテーマを変えて(本当は繋がっていますが)、所謂デジタル画像というものの性質について考えさせていただきたい。
デジタル画像とはccdやcmos等の離散化された画素を持つ撮像素子を用いて、そこから得られる離散化された情報の塊としての画像を表すものとする。
1.Digital to Digitalの場合の簡単な考察
ここでは最も基本的なものとして、非常に簡単なシステムを考える。
Digital to Digitalであって、離散化された原稿、被写体を、離散化された像面に結像させる場合を考える。
原稿の画素を2個、受光面の画素も2個とミニマムの場合を想定する。
ここで、光学系により原稿の画像が結像しているとする。
その場合、レンズによって、ある任意の画素jから出てレンズを透過する1というエネルギーが、像面上のどこかの画素kにどのくらいのエネルギーとして分散して到達しているかという分布を・・・
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株式会社タイコ 牛山善太
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㈱技術情報協会出版書籍 レンズ拡散板掲載
㈱技術情報協会出版書籍にレンズ拡散板:LSD掲載
㈱技術情報協会
『 透明性を損なわない フィルム・コーティング剤への機能性付与』
第3章 光拡散性の向上
2節 UV硬化樹脂によるレンズ拡散板の製造と照明ムラの改善』
執筆者:関 英夫
■記事内容
1.レンズ機能拡散板による照明ムラの解消
2.レンズ拡散板の機能と特徴
3.一般的な拡散板との違い
4.一般的な集光レンズとの併用
5.一般照明分野での高品位要求に対応
6.レンズ拡散板:LSDの製法と基板の種類
7.照明シミュレーションソフトによる照明シミュレーション
おわりに
【改訂】15.レンズを使う2〈sinθの近似精度〉(20年4月)
前回から、照明系を形成するときに光学的には最も重要な要素と成るレンズ、或いはミラーの光学的性質、使い方についてできるだけ簡潔に説明させていただく趣旨の“分かり易い照明光学シリーズ”をスタートさせて戴いた。今回はレンズの齎す理想像点を考えるための近軸理論の背景となるsinθの近似の精度について考へたい。
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続き・本文はこちら
書籍「よくわかる最新LED照明の基本と仕組み」レンズ拡散板掲載
■タイトル
図解入門 よくわかる最新LED照明の基本と仕組み (第2版)
■著者
中島龍興、福多佳子 / 中島龍興照明デザイン研究所
■出版
秀和システム (2012/11/05 出版)
■掲載記事内容
電球形、直管形、スポットライト形、ライン照明
…進化しつづけているLED照明の特性と性能をわかりやすくビジュアルに解説。
第1章 LED(発光ダイオード)の仕組み(環境に優しい光―LED:LEDの発光原理と性能 ほか)
第2章 LEDの基礎知識(白色光とは;理想的な白色光源 ほか)
第3章 光源と照明器具としての特性
(シングルチップとマルチチップ、COB:電球形LEDランプ ほか)
第4章 LED照明器具の選び方(照明器具の種類と名称;照明器具の配光 ほか)
第5章 LED照明を利用した住宅の照明計画(住宅照明のあり方;住宅照明の目的 ほか)
第4章 色収差とは?145-146ページにおいて、
LEDランプの色収差を解消する、LED電球に装着可能なオプションとしてレンズ拡散板:LSDが紹介されました。
秀和システム
売り上げランキング: 368,753
2012/11/2(金) Smart City Week 2012
■展示物
・レンズ拡散板:LSD【LSD詳細ページへ】
・照明シミュレーションソフト:照明Simulator
CADバージョンをご紹介いたします。【照明Simulator CAD詳細ページへ】
■出展社セミナー(受講無料) 11月2日(金)15:00-15:45
LEDの照明ムラを解消する≪レンズ拡散板:LSD≫
【日時】2012年10月31日(水)011月2日(金)午前10時0午後5時
【場所】パシフィコ横浜
49.幾何光学照度分布計算においての留意点
光学設計ノーツ49.幾何光学照度分布計算においての留意点
前回では波面収差と光線収差の関係を表わす式を用いて、光束の集光密度を計算し、波面収差から像面上の照度分布を求めた。
任意の次数の、任意の収差の存在する場合の照度分布を得ることができ、そこで得られる数式は、スポット・ダイヤグラムの様な計算機実験的な結果からではなく、幾何光学的強度の法則に基づく解析的な照度分布を直接表わしていた。
しかし同時に、光学系が無収差でなくとも、開口上の通過座標とともに変化する収差図形の動きが折り返す際に発生する火線(caustic)等において照度が無限大に発散してしまうなど、本来起きるはずの無い幾何光学独特の不都合も観察された。
今回はこうした幾何光学理論を背景として実行される照度分布計算、そしてOTF計算などの限界などについて考えさせていただきたい。
1.照度分布図上の発散
2.幾何光学的OTF計算についての考察
光学設計ノーツ49.幾何光学照度分布計算においての留意点全文を読む
株式会社タイコ 牛山善太
2012/9/27(木) ED JAPAN 2012
■展示物
・レンズ拡散板:LSD【LSD詳細ページへ】
・照明シミュレーションソフト:照明Simulator
CADバージョンをご紹介いたします。【照明Simulator CAD詳細ページへ】
■出展社セミナー(受講無料) 9月27日(木)14:00-14:45
LEDの照明ムラを解消する≪レンズ拡散板:LSD≫
【日時】2012年9月25日(火)09月27日(木)午前10時0午後5時
【場所】パシフィコ横浜
48.球面収差係数による幾何光学照度分布の計算
光学設計ノーツ48.球面収差係数による幾何光学照度分布の計算
波面収差と光線収差の関係を表わす式を用いれば、光束の集光密度を計算し、波面収差から像面上の照度分布を求めることが可能であり、任意の次数の、任意の収差の存在する場合の照度分布を得ることができる。
ここで得られる数式は、スポット・ダイヤグラムの様な計算機実験的な結果からではなく、幾何光学的強度の法則に基づく解析的な照度(強度)分布を直接表わす。
今回は3次、あるいは5次の球面収差を持つ光学系を例に取り、この理論的な幾何光学的照度分布を検討することにより、これらの収差固有の強度分布パターンを、また、幾何光学理論の限界などについて考えたい。
1.3次の球面収差と像面移動が存在する場合の幾何光学的照度分布
2.照度の発散について
3.5次収差を考慮した幾何光学的照度分布
光学設計ノーツ48.球面収差係数による幾何光学照度分布の計算全文を読む
株式会社タイコ 牛山善太
2012/9/14(金) 第2回 LED照明光学設計(無料)【すぐに役立つワンポイント講座】
●第1部 照明光学系“直ぐに役に立つワンポイント
1)照明系のレンズとは 2)焦点距離の計算法 3)2つのレンズのつなぎ方 4)ミラーを使用した照明系
●第2部 「照明Simulator CAD」の活用法
1)3Dキャドがなくてもできる簡単設定法 2)シミュレーションデータの読み方 3)新機能の紹介
●第3部 照明ムラを解消するレンズ拡散板の活用法
光学測定で情報を正確に読み取るために有効なレンズ拡散板:LSD
■講師
岩谷 秀一・坂本 智徳 (株)ベストメディア
関 英夫 様(株)オプティカルソリューションズ 代表取締役社長/光機能製品開発プロデューサー
■日時
9/19(水) 13:30~16:00 (受付13:15~)
■場所
ちよだプラットフォームスクウエア (401会議室)
千代田区神田錦町3-21 東西線竹橋下車5 分
■お申込締切
9/14(金)定員35名 定員になり次第お申し込みを締切らせて頂きます
■ご好評につきお申し込みを締め切りました。
12-11 CCD、CMOS等のイメージセンサーの利用を念頭に置いた≪光学設計の基礎≫
フィルムに代表されるアナログ的撮像装置を対象として展開されてきた光学設計の考え方にも、そこにCCDやCMOSの様なデジタル撮像素子が利用される事により、新しい画像の捉え方を導入する必要性が生まれてきました。また画像復元・補正技術など、デジタル性を積極的に生かす技術と光学設計との関係も重要なものになって参りました。
本セミナーではデジタル結像の基礎となる画像理論を織り交ぜながら、光学エンジニアリングの鍵となる、光学設計(レンズ設計)の手法について解説します。
- 講義項目
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- 光学系の基本配置: 近軸理論
- いかに収差を無くして行くのか: 収差論
- デジタル画像の光学設計における表現、サンプリング理論・ナイキスト周波数
- 設計時における画像の評価手法: 収差図、PSF、MTF、PTF
- コンピュータによる最適化
- 画像復元技術と光学設計
- 日時
- 2012年9月11日